ここ数年、Webエンジニアを募集する企業が増加している。
厚生労働省が2015年に発表した有効求人倍率は1.21だが、Webエンジニアに至っては3、4倍はあるそうだ。
その要因として、Webシステム初期頃から活躍したWebエンジニアがマネージャー職へ移行していたり、若手の育成がなく人材不足が発生していることが挙げられる。
また、WebサイトのWebシステム化が急速に進み、人材の供給不足が起こっていることも要因の1つになっている。
Webシステムはどんどん複雑化しており、開発レベルも向上している。
未経験で入社した場合でも、現役のWebエンジニアと同等のレベルの仕事を求められる可能性は高い。

Webエンジニアの平均年収は約460万となっており、年収分布のデータを見ると、年収400から500万が全体の4割を占める。
また、Webエンジニアで年収500万以上の人は、大半が雇用形態が契約社員や派遣社員となっている。
Webエンジニアの派遣の時給は、経験者で約2000円、未経験者で1650円であることから、給料は高水準であると判断できる。

しかし、収入が多い分、月の平均残業時間が多いのも事実だ。
そのため、転職する際に気を付けるべきことは、残業代が支給される企業であるかどうか、きちんと確認することだ。
転職を希望しているなら、キャリアカウンセリングを行っている転職エージェントや転職サイトを利用して活動を行うと良い。
転職の需要があるWebエンジニアは実力次第で給料がアップする可能性が高いので、自分にとって最適な職場をよく吟味する必要がある。